手放した機材のお話【05】(順不同)

YAMAHA MGS-STANDARD

 

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CHAGE and ASKAチャゲさんのモデル。これは僕が買ったものではなく、僕の友人が買ったものです。

僕がギターを始めた1991年当時、世は空前のチャゲアスブーム。僕と同時期にギターを一緒に始めた友人は大ヒット曲『YAH YAH YAH』『なぜに君は帰らない』のPVに影響され1992~3年頃にコレを購入した。しかしその友人のギター熱は1年ほどで熱は冷め、友人が一緒に購入した、数度しか鳴らされたことのないマーシャルのバルブステートという、結構巨大なハイブリッド仕様のアンプと一緒に上京した私が貰い受けた。


[MV] なぜに君は帰らない / CHAGE and ASKA

 

マジでこの頃の二人は最強だったな、ファンであることが誇らしかった。

 

 

このギターは友人宅にて一年もの間、ドアのない車庫で置き去りにされていたたため、ネックの状態は極悪。弦高は激高くしないと使えない状態だった。その後10年以上はだましだまし使っていた。音はテレキャスらしいハーフトーンが気に入っていて、オリジナルを作り始めた当時の音源にはコレのハーフトーンサウンドが残されてるかな? 

 

その後しばらくは作曲用に部屋に転がしてありましたが、「テレキャスっぽいものならなんでもいいから欲しい」という後輩がいたので彼に売ってしまった。それでもかなり使ったなぁ。 青春のいちページを語る上で外せないギターです。

 

一応、ASKAさんのYAMAHA VG-STANDARDもその後に購入して、チャゲアスモデルを一時期でも二本を揃えることができて、夢がかなったので満足しちゃったかな。決して「音がいい」というようなギターではなかったですが、チャゲアスをきっかけに音楽を聞き始めた僕の、中学生の頃からの夢がかなったので、なんか人生の半分くらいの憧れだったことが実現してしまって、二本揃えた当時は半端ない満足感と同時に、空虚な感じを同時に得たのだった。

 

手放した機材のお話【04】

ピート・コーニッシュのシールド

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これはですね、趣味バンドのサポートでお世話になっていた、かなり年上の先輩から譲ってもらったのですが、良さが全然わからなかった。

 

余計な味付けがないから、私の趣味じゃなかったというだけかもしれません。私は無色透明な音質のシールドよりも、どこかしら軽く味付けされているものが好きなので。

 

今は家の練習ではボボックスかフリーザトーン、外で演奏する時はSOUND SPRITEがベストですかねぇ。どこかを過剰にプッシュしてあるものや、ハイファイすぎるのは苦手です。

 

シールドも色々試しましたけど、本当「良し悪し」よりも結局『好み』で落ち着きますよね、みなさん。

 

Bogner Ecstasy RED

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 これは2020年のヒイラギさんのバースデーライブのサポートにもしまた呼ばれたらメイン歪みにしようと思って購入したもの。呼ばれる呼ばれない以前に、コロナ禍でライブ自体がなかったです。

 

 試奏では低音弦のリフのドライブ感がとても格好良くて、そこに納得して買ったのだけど。冷静に聴いてみると、とてもアンプライクじゃないペダル、何をどう弾いても激歪み。 強弱への追従があまりよろしくない。これは買ってから(んんん~…)とすぐに微妙な感じになってしまった。ウーバーシャル所有の友人も同じことを言っていた。 

 

 EQの幅は地味なようでポイントを抑えているので、ジャンルを限定すれば使用用途は結構ありそう。

 

 

手放した機材のお話【03】

Ibanez PGM100

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 ポール・ギルバートモデル最初期に限定で作られたシグネチャーモデル。Fシリアルのジャパン製。1997年当時、まだ上州屋の建物の地下似合った頃のイケベの渋谷店(B'zの野性のENERGYのPVで出てくるところ)で¥49,800で購入。 この後発売された、リバースヘッドの廉価版ではない。

 

 上京して初めてやったバイトで買った記念すべきギター。 渋谷オンエアーの隣にあったたこ焼き屋で2ヶ月位働いて貯めたお金で買った。ちなみに関東進出を企む大阪人経営者のスパルタ式のたこ焼き屋で、バイトが初めての私には厳しすぎて途中でバックレた(ちゃんと連絡はしたよ?)。そのたこ焼き屋は今や関東一円にチェーンを展開する有名たこ焼き屋になってないところを見ると、関東進出は失敗したのだろう。

 

 

 

 このギターは鳴るとか、枯れるとか、そんなギターではないですが、とにかくウィザードネックの薄さに、クラシックフォームでのスピードプレイをするためだけに作られたようなギター。(PGM100で採用さているウィザードネックは、後のスーパーウィザードネックに比べると少し厚め)

 

 このギターで得たことは…おかげで指がとにかく速く動くようになった。10代の終わりから20代の前半、こいつで速弾きの練習しかしてなかった。僕はレーサーXのようなツインリードのメタルバンドで大学在学中にデビューしようと夢見ていた…! まぁそもそもメタル自体が落ち目だったので、そんな夢は全く叶わなかったのですが。

 

 当時、そのPGMの隣りにあった、ジョン・ペトルーシのシグネチャーモデルの最初期ピカソがUSEDで5万オーバーだったため、安さにつられポールモデルを手にしてしまった。今の相場から考えれば、Fシリアルの日本製Ibanezギターが5万とか爆安である。

 

 後悔はしていないが、ローンを組んででも二本とも買っておけばよかったと今では後悔している。(後悔しとるがな)

 

 あれから20年以上たった今、最初期に作られたピカソ信じられないくらいのプレミア価格でやり取りされているのだ…。 PGM100は同仕様で再販されてしまったがために、初期モデルにはあまり価値がないのだ… (*_*)

 

 PGM100の仕様は、最初の状態ではフロント・リア共にPAF PROでセンターはFS-1(何の変哲もないディマジオのシングルPUで、とにかくノイズがすごい!) 

 

短所はPUの音量バランスがどう調整しても最悪だった。ハムからシングルにすると、びっくりするくらい音量が下がる。(今考えると、あのFS-1は内部で断線していたのかもしれないなァ…)

 

 ディマジオの『PAF PRO』は基本PAFをイメージしつつもゲインアップしたPUで、むちゃくちゃ太い音とこれでもかというピッキング音が出るが、これまた非常に高音がヌケない。ただ、甘い音がほしいのでフロントは残した。 

 

 リアはMr.Big中期のポールサウンドでおなじみの『Tone Zone』に変更して、それを大学生時代から10年くらい使用。どこで弾いてもピッキングハーモニクスが軽々出るし、長めのベンドをすればすぐにフィードバックするし、むちゃくちゃロックなサウンドに酔いしれました。

 

 最初はハイパスフィルターが付いていた。ボリュームを絞るとシングルコイルのように繊細でキラキラしたサウンドになる。 当時はポールもそうやってクランチトーンをLIVEで演出していた。 しかしイケベに修理に出したらハイパスフィルター効果が無くなって返ってきた、勝手に仕様を変更するんじゃないよ笑  当時の私は若く知識もなかったので(そういうものなのかなぁ…)と思ってそのまま使ってしまっていた。今だったらクレームものである。

 

 PUは30半ばすぎると、ToneZoneのトレブルがキツすぎて、最終的によりマイルドなサウンドを出していたアンディ・ティモンズモデルで落ち着いた。ちょっとEVOLUTIONの太さにに似てるんだけど、あれほど出力の強さが気にならなくて、かなり甘いトーンになる。これ耳が疲れ始めているオジサンには最強でした。 

 

 

まぁ思いでを語りだしたらきりが無いが、僕の青春の1ページには欠かせないギターである。

 

 

 

手放した機材のお話【02】

4~5年前の足元です。この写真にある機材はもう全て手元にありません。10年前は「エフェクターなんてマルチで十分だよ~ww」なんて言ってた自分が、こんなにコンパクトペダルを収集するようになるとはなぁ…。当時習っていたギターの先生がものすごく機材を入れ替える人で、それで安く売ってもらえるからハマったんだよなー。(この写真のペダル、コーラスとコンプ以外は当時習っていたギターの先生のお古です)

 

 

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KATANA SOUND  BLUE SPRITE(コンプレッサー)

 

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FREEDOM CUSTOM GUITAR RESARCH(フリーダム・ギター)が展開するブランドの極上のナチュラル系コンプ。ベースで使用する人が多い機種。 

 

 初めてのコンプにこれを買ったのは選択ミスだった。というのもかかり方がナチュラル過ぎて、コンプ初心者にはかかってるのかどうかよくわからなかった。 そして僕が欲しかったコンプサウンドは、鈴木茂さんみたいな効果音的なコンプサウンドがほしかったのだと後から気づく。 どっちかいえば、マッド・プロフェッサーのGreen Forest Compが最近好みに一番近いと気づいた。

 

 

 

Free The Tone FLIGHT TIME FT-2Y(ディレイ)

 

むちゃくちゃ良かった、本当に良かった、これで「ディレイ・ペダル」というものの仕組みを一から学ばせてもらった。むちゃくちゃ細かい設定もできるし、詳しくない人でも内蔵マイクがドラムなどのビートを聞き取り、演奏している曲にあったディレイタイムを機械が自動的に調整してくれる機能がある。これがマジで良い。

 

手放した理由は、ここまで深いディレイをかけるような曲を演奏しなくなってしまったため。

 

 

 

 

Free The Tone TRI AVATAR TA-1H(コーラス)

 

3相コーラス、最高のコーラスペダル。たとえばマクソンのコーラス(これも昔持っていた)はONにすると、バンドアンサンブルの中で自分のサウンドが消えてしまう。これは本当にびっくりするくらい自分の音がわからなくなる。

 

が、トライアバターはONにすると、欲しいだけのボリュームアップ、心地よいブースト感、揺れ、そしてオケのなかで絶対に埋もれない自分のサウンド。林さんって天才ですね。と思わず言わざるを得ない。

 

手放した理由は、やっぱりこんなに分厚いゴージャスなコーラスサウンドをかけるような音楽を演奏しなくなってしまったため。

 

 

 

 

 

Vertex Volume Pedal

 

マイケル・ランドウの名を勝手に使用者として大々的に宣伝し、モディファイ詐欺で悪名高いブランドとなってしまったアメリカのモディファイブランドですが…今はマジメに商品を作っているようです。そんなメーカーのボリュームペダルです。

 

BOSSのFV-500Hの回路を究極にシンプルにしたもの。余計なものを取っ払って、本当シンプルに改造してあります。M崎さんは騒動のあとでもしばらく使われていましたね。バーテックスの騒動で問題になったのは、ワウのMOD詐欺でしたから、本製品には関係ない騒動した、いいものはいい。

 

これは足元を究極に軽量化したときに、売ってしまったのですが、これは置いておけばよかったと今では後悔しています。アーニーボールや、小型のFV-50Hなど所有しましたが、やはりこのふみ心地は他に変わるものがなくて、結局ノーマルのFV-500Hを今は使用しています。

 

 

 

Free The Tone ARC-53M(プログラマブル・ループスイッチャー)

 

何も文句なし、最高のスイッチャーペダル。以前はCAJのものを使用していましたが。フリーザトーンにハマったのでこの頃に揃えました。

 

やっぱりスイッチャーを使用した巨大なセットは実用的じゃないし、単純に重いので止めてしまいました。音や利便性は最高でした。

 

 

 

 

 

 

手放したエフェクターたち。

ライブレポ書こうにも、鮮度が落ちてしまってからだとテンションが追いつかないので、Twitterで済ませてしまうんですねぇ…。そんな今日は、このコロナ禍の中、水木一郎兄貴&堀江美都子さんがジョイントLIVEを開催してくれました、本当にありがたいことです。

 

最近よくオークションを利用するのですが、忘れ去ってしまう前に売ったエフェクターについて、良かったこと、売った理由などを写真を掘り出しながら語っていきましょうか。

 

Xotic Custom Shop AC Booster Comp

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割とXoticは買っては売りが激しいです。RC Boosterのスコヘンsigもですね。でも手放した理由はどちらとも同じでした。ONにすると、輪郭が出るのは良いが、音も固くなる。これにつきます。これは短所じゃないです、個人の好みによるところでしょうね。でも手放した人に聴くと、これを理由にして手放す人多いですね。

 

 

Suhr Riot

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一時期のブームは過ぎ去ったものの、今でもある一定の人気はありますね。いわゆるモダンハイゲインの大ヒット作です。 

 

手放した理由は単純ですモダンハイゲインという流行の歪に飽きた。ですね。

 

耳というのは非常にシビアな器官で、いくら客観的に「いい音」が出ていても、飽きてしまうと全て終わりなんですね…。

 

YAMAHA AW16G

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これは、DAW全盛となった今、あえてDMTRが欲しくなって、新しいものを探して入手したのです。新品同様でした。以前AW2816というごっついMTRを持っていて、かなり重宝していたのですが、さすがに使い勝手が悪くて実家に放置してきたのです。が、2015年頃に急にいじりたくなってしまって探して入手しました。ヤマハ最後のハードディスクを利用した家庭用MTRだと思います。小型化したと言っても、強烈に重かったですが…。

 

「さーて新しい音源つくるぞ~」と意気込んで、ソニーのモニタリングヘッドフォンを突っ込んで再生しました。しかし、びっくりするくらいヘッドフォンからのモニタリングサウンドが猛烈に悪かったのです。そりゃもうテンションがだだ下がりになるほど、ヘッドフォンアンプの質が悪かった。ほとんど使わずに売ってしまいました。2816は音が良かったのになぁ…。

 

 まだまだありますが、とりあえずすぐに写真が出てきたものを3つほど。気が向いたらシリーズ化してみます。

 

本園太郎オリジナルLIVE 2020-08-09[音楽室DX]

 本園太郎さんの人数限定&配信ライブでした、バンド感半端ない、空気が揺れるのを体感するのはやはり良いですね、今はなかなかそれも難しいですが…。

 

 ひっさびさのヨティこと芳賀義彦 さん。最近行けてないCRJ以来なのでお会いするのは2年半ぶり。いい音&技のデパートやった!フリードマンのアンプから、「バリッ!」と弾ける真空管サウンド…(やっぱこれがLIVEだよなぁ…!!)と思わせてくれる。

 

 本園太郎さんのオリジナルライブ、半年ぶりのライブだそうでみなさんかなり仕上がってるという出来! 楽しく熱いボーカルに元気付けられた。始めて拝見したけど、湿っぽさというものとは無縁の音楽性、「音楽で元気」みたいな、シンプルかつパワフル。

 

 そして今回は珍しい目黒さんのピック弾きを拝見。また彼の声は素晴らしくいい声で、まるで若手声優さんのイケメンボイスのようなMCも聴きどころだった! 目黒さんは声のお仕事もできる声の良さだと思う…笑 キャビの上にはヘッドの横に新しく導入したというアキマ&ネオスのプリも配信用に鎮座、ベースキャビの音を直に浴びられる席にて楽しみました(^^)

 

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Mamalade Rag  "FREEDOM SOUND CONCERT” 2020.06-23 at 恵比寿 天窓.Switch

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 ママレイドラグ 以前から気になっていてついに見ることがかなった。コロナ禍の中、飛沫感染防止のスクリーンや完全消毒の仕組み、この状況下の中、万全の対策をして開催してくれた天窓.switchさんとママレイドラグの田中さん、運営さんには感謝しかない。
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しかし予備知識ほぼなしで参加したけど、僕の趣味にガッチリきた! 自身がエフェクタービルダーでもある田中さんがいい音なのはもちろん、ひさしぶりの外園一馬さん、歌モノバックで半端ない存在感出してくる目黒郁也さん…最高すぎた。

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. 自粛中は自宅に籠もっての練習に励んだという外園さんはまさに「巧者」と呼ぶに相応しい仕上がり!むちゃくちゃ丁寧なプレイでそのままライブ音源CDにしたいくらい。強弱のニュアンス、バッキング、アンサンブルの中で無駄な音が一つもない…。はー天才やー…。
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.目黒さんのプレイもとにかく心地よく、パワフルなトーンでこれまで聴いたプレイで一番好きだ!またいつ聴けるかわからない彼らのプレイをしっかりと脳裏に焼き付けて帰ったのだった。.

f:id:conpati:20200803141910j:plain 道産子組と。

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 以前、目黒さんの企画でお見かけした中村さん、歌モノに適した無駄のないドラム、かつチラッと覗かせるテクニカルな一面も目を引く。 お初にお目にかかった清野さん、やはり僕の好きな音色とプレイで、バンドに必要な音をセンスよく適材適所に。。。やっぱ歌モノのバンド好きだなぁって再確認したLIVEでした。ママラグの田中さんは自身の音楽性を「ロックだ」と表現してるそうですが…笑


 


帰るまで、帰った後も手洗いうがいを丹念に行って、昨日のライブは終了!!2週間後、感染してないことが判明するまでが、コロナ禍のLIVEの締めと言えるでしょうか…なかなかLIVEのハードルがたかくなってしまったものですね。。。

 

www.mamarag.com

kazumasotozono.com

 

 

MAMALAID RAG

MAMALAID RAG

  • アーティスト:MAMALAID RAG
  • 発売日: 2002/09/26
  • メディア: CD