ファーレンハイト(2009年リマスター版)

TOTOファーレンハイト2009年リマスター版を入手。ファーレンハイトとしては、一番新しいリマスターになるのかな。先日の2011年リマスターの来日記念紙ジャケ版でもファーレンハイトは出てないですからね。

Fahrenheit

Fahrenheit



Amazonのレビューに書いてありましたが、本当にジャケットがカラーコピーのレベルの印刷で画が潰れちゃってます。水彩の画に水をぶっ掛けたような感じになっちゃってます。 ま、音には関係ないので僕は気にはなりませんが、「ジャケットまで完璧でないと!!」と言う人は買っちゃダメ。






CDの盤のデザイン。発売元は僕はあまり知らないメーカーなので、SME版のイメージとはちと異なります。かなりあっさりしてます、ジャズの廉価版とかによくありがちな感じ。




肝心の音ですが、まさに痒いところに手が届いた感じ。 ちょっとトレブルもう少し下げめでもOKだったような気がしますが、トレブルの上げかたもいやらしくなく、耳に痛くないので十分アリだと思います。 


僕がずっと気になっていた1986年の盤で「ギャー」「ザー」「ジャツ!ジャツ!」とまるで、ノイズが効果音のようだったギターの音が、ちゃんとギターの音に聴こえるのは特筆です。 ポーカロのドラムもクッキリ・ハッキリしてます。Amazonのレビューにあるように、ポーカロのドラムが聴きたい人向けです。全編にわたり、ポーカロのドラムがキラキラ輝いてます、そりゃもうまるで当時の勢いがあった世間を現すかのように…(笑) 贅沢をいうならば、もっと太くてやわらかい低音が出ていれば完璧だったと思うのですが。



そのうち知人宅のコンポーネントで1986年度版と聴き比べて新しいレビュー書きますので。




こちらは1986年の邦盤です。

小さい画像でも一目瞭然ですね、ジャケットが明らかに『写真』だとわかります。


CDデザインはさすがにSony、シンプルかつ洗練されてます。


当時の技術の限界である、音を除けばジャケットデザインは1986年度版が格好いいですね。そしてやはり日本製品はちゃんとしてます。これは輸入版には無いものですね。日本の印刷技術はすごい!




とりあえず、ファーレンハイトが好きで、かつ音質に文句があった人ならば買って損なし。結構すぐ売り切れちゃうし、値段が安定してないので、値段が1900円台の頃に買っちゃった方がいいと思います。輸入品ですので、たまに突然2000円超えますので、1900円くらいのときが狙い目かと。

Fahrenheit

Fahrenheit



2005年発売の紙ジャケ・リマスター版のセブンス・ワンはかなりギラギラでトレブルもベースもブーストした感じが強かったですが、それよりはもう少し控えめだとイメージすれば近いでしょうか。

ザ・セブンス・ワン~第7の剣~(紙ジャケット仕様)

ザ・セブンス・ワン~第7の剣~(紙ジャケット仕様)





ついでに、TOTO Ⅳ[SACD](EU盤)のジャケもお見せしましょう。

これも印刷状態はよろしくない。これ私がブレてるわけじゃなくて、印刷が最初からニジみ気味です。



裏は普通。右下にはSACDの文字



CDの表はやはりあっさり。


Toto IV (Multichannel)

Toto IV (Multichannel)

こちらはSACDならではのヌケのよさと、低音の柔らかさがウリです。 5.1はそれほど衝撃的なものではありません。 (僕は個人的にSACDの5.1chはオマケだと思ってるので) いまや希少品で値段も高いですが、入手可能な方は入手して聴いてみてください。アナログ盤のオイシイところが凝縮されてますので。  僕が買った頃はUS版は2chで売ってた様な気がするんですが、マルチチャンネルって表示されてますね。仕様が変わったのかな?