手放した機材のお話【13】(順不同)

VEMURAM SHANKS ODS-1

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これは買った当初ものすごく気に入って使ってました。歪もきめ細やかで極上でまるでシルクのような質感とでも言いましょうか。

 

でも、低音。

 

低音がやたらボンボン出てくる。

 

とにかく目立つし気になる。

 

一応トリムがあるのですが、それでカットしても

結局気になる『耳障りな帯域』が取れない。

 

 

結果、それが理由で売りました。このペダルも所有期間は非常に短期間でした。買った当初は(もうこれ以上の歪みペダルは無いのでは!?)とかなり興奮したのを覚えていますが、そうは簡単にいかんもんですね…沼ですね、ほんま沼。 

 

 

「値段が高いから

人気があるメーカーだから

多くの人が良いって言っているから」

 

なんて本当に関係ないんですよ。「その人の好み」にあっていなければ、どんな名機であろうとそれは「違う」んです。困ったねぇ。そしてその「好み」はどんどんと変化していく…だから歪みペダル探しは終わらないんでしょうけど。

 

ここでやってはいけないのは「自分の好みに合わなかった ≠ あんなもんは駄作」 です。自分の好みに合わなかったからと言って、「いや~アレは駄作だったよw」とかわかったような独りよがりなレッテル貼りをしてしまうと、それはもう戦争です。ただ単に「自分の好みには合わなかった」にとどめておくべきです。これを間違えている人、音楽だけじゃなく、アニメやテレビ、映画、本…など結構います。

 

 

どんな名機だろうが、持っている本人の好みに合わなければだめで、でも「あの名器を気に入らないなんて、あいつはセンスが無い」ということじゃなくて、ただ単に「その人の好みに合っていなかった」ただそれだけのこと。当然その逆もまた然り。

 

私はすぐに手放してしまいましたが、VEMURAM SHANKS ODS-1は確実にいい音の出るペダルにカテゴライズされる、名機だと思います。