真空管

Kochのペダルトーン、超初期型。


2004〜5年頃まで世田谷区駒沢にあったbeans TOKYOという小さなお店で、当時の店長さんから「絶対に損しないから」と半ば説得されるようにローンを組んだペダルトーン。オランダ製のフロア型プリで、発売から15年近くが経とうとしている今現在も最強の名をほしいままにする名機(多分ここまでちゃんとしたものはいまだに発売されていないと思います)。 

 2006年頃に一度メンテに出し、大田区の鉄筋の家から、郊外の木造集合住宅の家に越してからは鳴らすことができなくなってしまって、ずっとお蔵入りしていた。真空管を変えたのが実に2006年の10年前で数年どころか、1年程度でも交換した方がいいと言われる真空管を放置しておりましたが、最近TwonotesのTorpido C.A.B.を購入してからというもの、使用するようになったので久々に引っ張り出してきました。

 以前の純正のがヘタれてしまってからは、友人から譲ってもらったENGLのプリと、同じく譲ってもらったメサブギーのプリを使用しており、オリジナルよりジャリっとした音になっておりました。純正はもう少しスッキリして前に出るサウンドです。オカダインターナショナルからシリアルを知らせて、真空管を取り寄せて電球を交換する感覚で真空管を交換します。


 【忘備録】上手に真空管差し込みをやらないと差し込みが曲がりますので注意!! 真空管を4本全部を外してから、横の穴から確認できるようにしてから差し込みましょう。ちゃんと入れないと1個¥3,300(税別)がパーになります。


個人差はあると思いますが、結構Kochの純正真空管、寿命は短い気がしますねぇ。弦が死んでしまうようなきらびやかさが、割りとあまり長続きしないような気がします。😅




買った頃は真空管アンプに馴染みがなくて、全くこれの良さはわかっていませんでした「よく歪むな〜」程度です。でもあれから10年以上使用してきて、ツマミ12時で、弱く弾けばほとんど歪がないようなクランチ状態になり、強く弾けばメタルも刻めるような強い歪がついてくるまさに真空管アンプの特性を手軽に味わうことのできる、フロア型プリです。当時よく売れていたH&Kのチューブマンという似た機種がありましたが、まったく別モノと言ってもいいでしょう。こちらは限りなくチューブアンプに近い機械で、H&Kのはエフェクターですかね。


#Koch #ペダルトーン #beansTOKYO