DIMENSIONオフィシャルスコア発売

バンドスコア DIMENSIONベスト 【~Special特典DVD付】

　出ました、コレまでDIMENSIONのスコアと言えば、恐らくシンコーから出てた『ベスト･オブ･フュージョン』（非公式）に入っていたBreak Outくらいでは？収録曲はテクニカルフュージョンオヤジ好きしそうな、その期待にこたえたラインナップになってます。僕としては増崎さんの売りである華麗なカッティングが堪能できる曲をもう少し入れて欲しかった気がしますが…

特典DVDではライブ録画によるTonesの一曲を収録。ルークも載せ換えたことで一躍話題になった、EMG SLV/85-Xシリーズのとてもわかりやすい音が聴くことが出来ますので、まだEMGのXシリーズを購入しようか迷ってる人は、スコアを購入してこれでXシリーズの音を確認してみるといいと思います。

【国内正規品】EMG 85 X Black

　僕は10年以上に渡ってDIMENSIONを耳コピし続けているので、これは答え合わせのために購入したようなものです。結果は…自分で言うのもなんですが、僕の10年に渡る耳コピの精度は、90点以上をあげてもいい感じでした（笑）　とくにTonesとJazz Cigaretteのソロはポジションまでほぼ僕の耳コピで正解でした！嬉しい！（＾＾　

　ただ、場所によってはニュアンスも音も同じなのに、増崎さんのほうが難しいことをやってたりするポジションもあったりして、そこは個々の手クセのやりやすいところでいいんでしょうけどね。

　増崎さんの手クセを解析するために、セッションに通いまくった浪人〜大学時代。まだそんなにライブセッションの録音が厳しく制限されていなくて、（すごいマニアの人は卓上にコンデンサマイクをセットして録音しているファンまで！）MDに録音して帰っては音源をききながら、網膜に焼き付けた増崎さんの手クセを研究したものです

　その当時、DIMENSIONのLIVEは映像化されてなくて、増崎さんの映像は浜田麻里さんのライブビデオくらいでしか見れませんでした。その中でも特に弾きまくっている前田亘輝さんの横浜アリーナでのソロライブのVHSビデオを擦り切れるほど見ました。今でもDIMENSION以外でマーシャルのエグイ音で弾きまくっている増崎さんを見るならば、麻里さんよりも前田さんのソロライブのものが一番だと思います。　ただBDどころか、DVD化すらしていないため、AmazonやオークションなどでVHS版を根気よく探す以外には入手する方法がありませんが。　LIVE AROUND '97 だったと思うので、かれこれ14年前の映像作品になるわけですか。

僕が手に入れたのは当時通っていた予備校、早稲田ゼミナールのあった高田馬場駅前のBIG BOX。名前は忘れましたが、その二階にあったCD屋さん。当時歌モノバッキングをしている増崎さんを研究するのが個人的にブームだったので、栗林誠一郎さんの『NO PAUSE』と一緒に買ったような気がします。懐かしいなぁ〜。

CD版はこれ、ザックワイルドとか参加してます。

HARD PRESSED

　なおLIVE版のサポートメンバーにはB'zのサポートでお馴染みの増田隆宣氏、バンマスにはお元気だった頃のマイク・ポーカロ氏、ドラムには一時期B'zのサポートしていたデニー・フォンハイザー氏などなど、手に入れてみる価値はアリです。　デニーさんの全くハネない重いドラムに絡むマイク･ポーカロ氏のTOTOではなかなか見られない王道ロックなベースラインと、同じくDIMENSIONではなかなかお目にかかれない増崎さんのダーティかつ、えぐいマーシャルサウンドの組み合わせはなかなか面白いですよ。我こそは増崎マニアと自負される方は是非ともごらんあれ。

　時にはセッションの休憩中にご本人に伺ったこともあります「あそこどうやってるんですか？」なんて、それが出来るのがライブハウスセッションのいいところです。仕事に対してはものすごくシビアな方ですが（当然だが…）、そういったファンの質問には気さくに答えてくださいました。六本木PIT INNがあったころの思い出です。　

　ネットの発達した今ではライブ音源がネットで流出してしまうのを防ぐために、ライブハウス等のセッションでも禁止になっている場所が多いようですが。ただ海外では好き放題ですが…。

24

先日仕事終わりで友人と晩飯を食べに出て、食事を済ませたあとにこのCDをセットし1曲目が流れてきた瞬間に、友人が「おっ首都高ドライブに合いそうな音楽だね！行く？」というので勢いで柏から常磐道に乗り、夜中に湾岸線を通り横浜まで行ってしまいました。

　岡山の片田舎出身の僕が、中学生の頃に松本さんのwanna go homeのlifeⅡ、やAirportを聴いて都会の夜を思い浮かべたりしていましたが、まさにその景色の中をDIMENSION『24』のクールなサウンドと共に駆け抜けて、最高のナイトドライブになりましたよ。