前回の日記を書いた次の日に、あんなことが起こるとは思ってもみませんでした。11日の地震の三日前くらいにあった地震の解説で気象庁の方がテレビの中で「今回の地震は宮城県沖地震ではありません、近いうちに必ず大きな地震があるはずです」と言った三日後にあの震災です。 その日は仕事場に缶詰になり、翌日帰宅。一週間は計画停電により、営業時間の変更などがあり、先日やっと通常営業にもどりました。
我々が扱うサブカルチャーというものは、災害や戦争が起こるとまず一番に切り捨てられるものです、それは当然です。 ですが、それもしばらくすると、疲弊した人々の心を癒すのに娯楽というものはとても必要なものになってきます。 一週間喪に服したら、我々は経済活動を再開せねばなりません、健康な我々がその流れをとめてはなりません。さ、通常活動の再開です。
そんな昨日、キリンジの2003年のライブ版を入手して聴きました 「ああ、この人らは沢山を洋楽聴いてそうだな」とうのが第一の感想です。はっぴいえんど とか ティンパンアレーとかの影響も感じるなぁ。
大学時代にHR/HMの軽音楽部と一緒にかけもちしていた弾き語りのサークル(集まって菓子食って、お話するだけのHTTみたいなサークル、後に自然消滅)で一緒だった連中が、その手のを好きだったのでよく噂を聞いてはいた。つまり最初の印象は、『お遊びサークルで集まったような連中が聞くような、ファッション重視のチャラい音楽』 という非常に一方的で偏った印象であったのです。
音楽的にはその当時からとても気にはなってたけど、ずっと手を出してませんでした。 その頃僕はHR/HMに距離をとり始め、スガシカオにどっぷりになっていく日々。 あとずっとヴォーカルの弱さが気になってて、どうしても力強いヴォーカルが大好きな僕は、楽曲になじんでしまうヴォーカルがどうしても苦手でずっと聴いてなかったんですよね。
昨日、今僕は邦楽を沢山聴いてるといいました、邦楽にも沢山いいものがあるといいました
しかし、格好いい邦楽を作れる人は、アホみたいに洋楽を聴きあさった人だけです。
この人らもその類なんじゃないかなと思う。商品であることと、作品であることのバランスを丁度いい具合に保ってる気がします。しかも難しいことやってるねぇ、テクニカルだし。そして作業中に流しておくのにじゃまにならない、この具合がいいね!
KIRINJI TOUR 2003 LIVE at BUDOKAN
- アーティスト: キリンジ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/02/25
- メディア: CD
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