懐郷

ふとラジオからかかってきた歌の
ものすごい懐の深さと、表現力に驚かされた
そんな佐田玲子さん。さだまさしさんの妹さん。

懐郷という歌がまた良い。故郷を懐かしむ歌というと、
「雪深い田舎から苦労して出てきました」
「お父さんお母さん、苦しいけどがんばってます」

みたいな、お涙頂戴モノが多くて、重すぎて僕は正直ウンザリしちゃうんですが、この曲にはライトで深い「感謝」の想いが綴られていてとても聴きやすい。





励まされる歌は人それぞれ、それが商業歌謡でも、エロゲソングでも全然かまわない。僕はそれを否定はしないし、人それぞれの応援歌があっていいと思う。 

でもチャゲアスのときも書いたけど、僕が「本当に歌手と呼びたい人」の歌を聴いたときに、「歌というのはここまで幅が広く、人を感動させられるものか」と驚かされ、歌というものをまた再確認するのであった。  

もしそういう曲や、「歌手」に出会えずいるとしたら、ちょっと残念な事だと思ったりなんかしてね。




ずっと洋楽をメインで買っていると、正直言ってフュージョンであろうと、ジャズであろうと、僕自身が邦楽で3000円をはたいて買おうという気になる盤にめぐり合えなくて。。。 でもチャゲアスの新譜や佐田さんのこれなど、僕が3000円を払っても惜しくないなと思わせる盤に会うと嬉しくなる。