行ってきました、USフォークの大御所
キャロル・キング&ジェームス・テイラーのライブ。
我々みたいなロック系、バンド系の連中とはかなり縁遠い人ですね。僕のバンド友達連中は誰一人知らないでしょう。スタジオ・ギタリストのマニアなら、マイケル・ランドウの参加してるライブ盤がよく名演に挙げられるから知ってる人がいるかも。
武道館という巨大なステージにも関わらず、クリックも打ち込みも何も使わず、舞台上の2人とバンドのグルーヴだけでライブが進行しました。「なにを当たり前のことを」という感じでしょうが、これがどれだけ実力が伴わなければできないことであるかは、楽器経験者ならわかると思います。
とにかく、1mmもゆるがないハーモニーがすごすぎる。 耳には自信があるんですが、特にジェームスの時のコーラスはすごい!!コーラス隊とのハーモニーがパンパネェ、全く揺るがねぇ!! 声量があるとか、音が外れないとか、高い音が出るとか、そんな次元じゃなくて、声が存在感ありすぎ。 ジェームって囁いても、しゃべり声すら心地いいですよね。
6割5分の感じで、ジェイムスの方が歌が多かったかな? でも、もちろんキャロルもすごい!ジェームスのVOで心地よくなりすぎた会場を キャロルの力強いVOがテンションを上げるような感じの構成で、飽きさせない! この二人のライブを生で見れたことが、段々と時間が経つ度に身体に染み渡ってくるのだ。
世界遺産がそのままやってきた美術展のような重厚さ、そんな感じ、なんか陳腐だが、そんな表現以外当てはまる言葉が見つからないライブであった。 ぜひともブルーレイでの映像化を希望したい!!
なんと、二人の名義のCDも5月に出ます!これは買いだな。