手放した機材のお話【15】(順不同)

Marshall DSL-1

 

アレサンドロを入手するまでは、家での練習用のメインで使用していたアンプでした。

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3年近く使ったでしょうか、これは本当に名機!! ECC83管を3本使用し、トランスを装備した、フル・チューブアンプです。ハイブリッドではありません。

ただ、個人的に思うのはディストーションチャンネルよりも、クリーンチャンネルのほうが音が良いです。11~12時を超えたところから、だんだんと自然にドライブし始めるその具合は、マジで極上!

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ディストーションチャンネルはMarshallらしくないロウミッドを強調したようなサウンド。Marshallらしさはないものの、アンプだけで手軽に歪むのでそこはかなり楽でした。

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音量はアッテネーター装備で1w→0.1wにまで音量を落とすことができて、日本の住宅事情でも十分にMarshallのサウンドが楽しめます。

 

 

 

あえて短所を挙げるとすれば『スピーカーが小さいことによる迫力のなさ』

 

まぁサイズを考えれば当たり前っちゃ当たり前なのですが…やっぱり『音の良さ』や『迫力』はスピーカーの口径と「それなりの音量」で決定してしまうので、あれだけ小さなスピーカーだと、いくら音がいいと言っても限界があります。やはりいい音はアンプ部だけの性能ではなく、大口径のスピーカーが関係してくるという当然のことを学べました。

 

キャビネットシミュレーター機能のついた、ヘッドフォンアウトは…正直ダメ!

 

説明書には「○○の技術を使った高品質シミュレーターです」みたいなことが書いてあった気がするけど、モコモコのボンヤリで不快になるのがオチです。ラインアウトも兼ねていますが、録音用のアウトになんてとっても使えたものじゃありません。 iPhoneをキャビの前にくっつけて録音したほうがよっぽど迫力のあるサウンドが録音できます。