手放した機材のお話【06】(順不同)

YAMAHA APX-10N 

f:id:conpati:20210226134759j:plain

高校生の頃に年末年始の郵便局のバイトをして、初めて自分のバイトしたお金で買ったギターです。定価¥110,000ほどで¥90,000くらいで購入したでしょうか。懸命なチャゲアスファン方はお気づきでしょう、そう90年代前半にASKAさんが持っていたCUSTOMモデルにそっくりなものを選んで買ったのです。

 

B'zでは松本さんが、カシオペアでは野呂さんが、ミュージシャンがこぞって90年代初期はAPXを使っていました。今でこそエントリーモデルの代名詞のようになってしまいましたが、当時は50万のカスタムモデルをラインナップするYAMAHAエレアコのフラッグシップモデルだったのです。

 

アンプはサドル下のピエゾとTOP裏にあるマイクのバランスを調整でき、ステレオケーブルを使えば偶数弦と奇数弦を左右別々にパンできるという謎仕様でした。意表を突く仕様ではあるかもしれませんが、それ意味ある???っていう感じの機能です。

 

確かイケベリボレの通信販売で購入したような気がしますが、阪神大震災(1995-01-17)を挟んでしまったため、流通が死んでしまって到着までに2週間くらいかかった記憶があります。 初めて自分で注文したギターで、当時の高校生に巨大地震の交通マヒなどわかるはずもなく、苦情の電話を入れたような気がします。申し訳ないことをしたな…。

 

本当長い間所有していたのですが、5年くらい前に現在メインで使ってるアコギを入手したのでオークションで手放しました。 「その店にその人あり」みたいな、某有名カリスマショップ店員さんが落札。その当時そのカリスマ店員さんがご自身のブログで写真付きでアップしてて判明したので書いてます。

 

 

Gibson Les Paul Custom 1981年製

f:id:conpati:20210226134733j:plain

今は跡形もない渋谷の駅の側、246沿いにあったKEYで中古で10万程度だったでしょうか。ガリもひどく『現状渡し』みたいな状態でした。

 

当時B'zの松本さんを神と崇めていた私は、シングル曲『Calling』で黒のCustomを弾いている松本さんに憧れて、割と即決だった気がします。その時期はHR&HMに傾倒していたので、ザック・ワイルドジョン・サイクスにあこがれていて、とにかくLPがほしい時期でした。

 

81年シャロージョイントでフレットレスワンダーでフレットが超絶低い。弾きにくいったらありゃしない。そして重量。この当時のLes Paulは中身が全部詰まってるので、鬼のように重い。Customなので角が骨にあたって痛い、肩がこる、もう苦労しかなくて、一年ほどでAIRCRAFT AC-5を買うために売ってしまいました。

 

ただ、当時通っていた専門学校で見に来ていた業界人のおえらいさんが「君のギターむちゃくちゃいい音するねえ!!」って絶賛してくれたのを覚えています。

 

写真は購入したばかりの頃に撮影したものですが、すぐに当時の松本さんのようにカバーとPGを外してしまいました。その後ペグをグローバーのシルバーのににして、そこだけジョン・サイクスっぽく金と銀の混ざった変な仕様になってしまいました。