おいおい〜

ASKAが逮捕されてから明日で一週間、誰もが知っている90年代を代表するミュージシャンの突然の逮捕。コレほどセンセーショナルな出来事があったでしょうか。できすぎている!こんなドラマや映画みたいな事が、現実に起こるはずがない!とずっと自分の目を疑い続けていました。



僕らが20年ずっと憧れ続けたステージ上でのASKA、護送されてる鉄格子の向こうの宮崎重明という一人の人間。




どちらも同じなのに、どうしても一致しない。意味がわからない。「さめない悪い夢」まさにそんな気分をこの一週間味わっていました。




すでに物証も出て明らかにクロなのに、ずっと否認し続けるASKAを見た時に、「ああ、この人はもう今普通の状態じゃないんだ…」と現実を受け入れる用意を心がし始めました。




僕は声が出にくくなってからの彼を一度も「ダメだな〜」と思ったことなどありません。SAY YESの後の彼らの楽曲を「最近はダメだな」なんて思ったこともありません。風邪をこじらせたシンフォニックコンサートはさすがに「もう本当にダメかも…」と思って落ち込みましたけどね^^;



でもファンの中には「曲を作らないのなら、アルバム出せないならミュージシャンなんて辞めてしまえ、チャゲアスなど解散してしまえ」と言ったような言葉を投げかける連中もいたと聞きます。真面目で完璧主義な彼はどこかで歯車を狂わせてしまったのでしょう。クスリのニオイのしない最後の大物、90年代のポップモンスターは等身大の人間の姿を見せました。



ファンをやめるやめないとかそういう低次元な話じゃない、僕にとってASKAは音楽そのもの。とにかく彼がまたニュートラルに戻り、「復帰の決意を書いた曲」なんてものはいらない。ちょっとした軽い気持ちで曲を作って、我々の前に元気に姿を見せてくれることを願っています。