チャック・ローブ フォープレイに加入

いきなり余談ですが、旧友からは僕はなぜか「機材を沢山持っている人」みたいなイメージがあるらしいんだけど、僕いまだにメインはBOSSのGT5一台ですからね。 全然機材にはこだわってないです、と言うのには理由があって、まず第一に、どんな高級な機材を使おうが音を紡ぎだすのはプレイヤーの指であるということ。

僕の最新の足元、今はこれで事足ります。



これは2010年夏の、レネゲイド・クリエイションで来日したランドウの、これでもか!ってくらいシンプルな足元を見て思いました。 僕はランドウを追っかけてるわけじゃないので、もしかしたらレネゲイド・クリエイションだったからこそのシンプルな足元だったかもしれませんが、それにしてもあのシンプルな足元で彼はアレだけのトーンとプレイを披露したわけです。ああ、所詮弾く人次第で音なんてなんとでもなるんだな…って衝撃を受けました。



あと基本的に「持ち運べない機材はいらない」という信条があるので。 90年代のスタジオミュージシャンのように冷蔵庫みたいなラックを今はもう組もうとは思いません(昔はあこがれたけどね〜) 重くて持ち運びに困るし、トラブルが起きたときに、どこで故障してるかがわからないから。最近冷蔵庫みたいなラックをやめるスタジオプレイヤーの方が多いそうですが、全く同じ理由のようです。システムが複雑で現場でトラブッたときに故障箇所を探すのに困るのが第一の理由だとか。





5年くらい前からハマって注目してたギタリストチャック・ローブ



スムースジャズと言うジャンル、ご存知だろうか? スーパー&ホームセンター専用音楽と言っても過言ではない「フュージョンのかなりジャズよりの一種」のジャンルがあるんだけど、その大御所ギタリストのチャック・ローブがカールトンの抜けたフォープレイに加入してた。



チャック・ローブのソロ作は殆ど所有してるのだけど、前からフォープレイとなんら変わりないサウンドだとは感じていたが、まぁそのまんま予想通り加入と、なんの意外性もないのだが(笑)


サウンドとしては、リトナー/カールトンよりもさらにジャジー。主張はかなり控えめ。カールトンのフォープレイが好きだった人は、物足りなさを感じるだろうね。逆にカールトンのプレイがメロディアスすぎて苦手だった人には、ベストな加減じゃないだろうかと。







まぁこれほど車で流していて苦にならない音楽はない。 ミュージシャン達からは、「スーパーのBGM」とコケにされたり、音楽からは若さあふれる主張はないが、落ち着いた大人のBGM、無音よりは心安らぐ。そんな音楽がスムースジャズ。 



バブル時代の都会の夜の音楽と言っても差し支えない。アメリカでは地味ながらも、かなり支持のあるジャンル。 私のような都会にあこがれて上京してきた田舎モノにはベストな都会音楽といえよう。

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