Citylights Dandy/角松敏生
今日紹介するのは、角松さんの新譜。 この2010年の時代に「シティライツ・ダンディ」というネーミングがすごい。これは角松敏生だからこそ許される。 むしろ角松さん以外は格好がつかない。 角松さんといえば、夏の海岸沿いを走る車、空港、首都高…「プレイボタンを押せば、そこにはバブリーな80'」というのが従来の角松敏生。 しかし今回の角松敏生は、80sの香りをさせつつも、ちゃんと2010年のサウンドなのだ。
今年の新譜を聴いて「なんか角松が変わった」と思われた人は少なからずいるのでは? これまでの角松と何かが違う、なんだろうな…。楽器陣も青木さんが亡くなり、浅野さんが亡くなり、一時期固定だったメンバーも変わり、時代は次へとシフトしたという事も勿論あるんだが、何かなんだろう…。 音の気取り方にアクがなくなったというか。抽象的で申し訳ないが、そういう印象である。
ゲストの鈴木英俊さんも、他じゃ「ちょっとサウンドが時代に合わないねぇ」と言われそうな歪んだサウンドなのだが、そこは角松敏生サウンド。鈴木さんを生かした采配、彼も水を得た魚の如くものすごくいいプレイをしている。 とにかく「角松はキャッチーかつアダルトなサウンドだけど、メロ回しがクサくてすぐに飽きる」という僕と同じイメージを持っている人は多いはず。そういう人にこそ今回の新譜はちょっと聞いてほしいな。
- アーティスト: 角松敏生
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: CD
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なんとこれ、ブルーレイ版もあるのです。 まだBD版は聴いてないのですが、スティーヴ・ヴァイのライブBDの音のよさに過去ものすごい感動したことがあるので、ぜひ聴いてみたいものです。勿論買い物カゴには入ってるんですがね(笑)
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN =dvd=
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: Blu-ray
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僕は密かに角松作品に増崎孝司氏が参加すればものすごく似合うと思ってるのだけど、一切そういうの無いねぇ。会社同士の何かがあるんでしょうか。絶対に似合うと思うんだよなぁ。栗林誠一郎さんが前のようにアルバムを出さなくなってしまってからというもの、増崎さんのAORサウンドが聴けなくなってちとさびしいんだよな。