アンプ受け渡しと、スタジオ入り

高校時代からの友人に、今は僕の部屋の環境の都合で全く使ってない(使えない)Marshallのコンボアンプを貸し出すために、チェックも兼ねて久々ににスタジオに入って音出し。


このコンボアンプ音が超デケぇし、ものっそ歪む。 これは凄いアンプだ。 上京してから8年これを使っていたのだけど、クリーンチャンネルにマルチを突っ込んでいただけだった。 僕はずっとただのスピーカーとして使っていた。


これの性能を120%使いこなせる環境を用意してやれなかったことは凄く残念だ。 アンプ直でこんなにいい音がするなんて。 今コイツがウチのレコーディングで使えれば、バンバン使ってやりたいのだけど本当に残念。 コイツが使えるような部屋に今年中に引っ越してやる。 音も録音してきたので後日アップしますね。 


友人が去年手に入れたと言う、念願のヴァイモデル。ヴァイの希望により、指板がエボニーからローズの指板に変更、またブリッジも新型に変更されている。旧型とは形が同じだけの全くのリニューアルモデルである。10年前、カスタムギターにまだ手を出す前に、ものすごくあこがれたギター。当時178,000円台だったと思うのだけど、今は230,000円台までに値上がりしている。 量産メーカーのイメージの強いアイバニーズだけど、コイツはすごくいい。カスタムギターをずっと使ってきた僕もコイツは充分にレコーディングでも、ライブでも奏者の表現力を120%演出できるいいギターだと思った。



とにかく一音一音の倍音が凄い豊で存在感があり、どんなソロプレイも目だってしまうので、表現力1.5倍増し。ディマジオのEVOLUTION、なかなかのPUだ。




友人と音出しチェックをしながら、お互い高校時代からのMR.BIGファン、ちょっとしたレッスンなどをしながら懐かしいフレーズを弾いたのでした。





なんだかよく分からない作品が多いとされるヴァイの中でも比較的メロディがキャッチーで聴きやすいアルバム。彼がブレイクしたアルバムでもあるのかな? よく分からない曲半分(笑)、ロックフュージョン的な曲半分と言ったところ。車で聴くには中々よい。

Passion & Warfare

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ほとんどのオケが打ち込みで作られたアルバム。でも打ち込みとか全く気にさせないほどにギターと楽曲の表現力が素晴らしく、全く他と比べても劣らないアルバム。このアルバムは前述のアルバムとは少し異なるハードロック/へヴィーメタルより。 ジャジー&ブルージーな感じのインストもあり、彼の懐の深さを知る事のできる一枚。 割合効果音やノイズ的な曲を挟んでくる彼だが、このアルバムでは比較的『曲』とした曲が多い。一枚通して聴きやすいアルバム。

Alien Love Secrets

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彼の速弾きや曲芸的なテクニックに惹かれているならば、それはまだ彼にハマった状態の初期段階といえるでしょう。前述が最も基本的なキッズ時代に現れるヴァイ中毒の第一段階。 僕の場合だとその次には段階には手の平を返したような「曲芸ギタリスト」と、酷評し、あまつさえバカにする時期がありました。 


しかし、ある意味この『距離をとる時期』があったからこそ、ビブラートの波の数まで揃ってないと気がすまないような、テク一辺倒のマニア的ギタリストにならずに済んだんだと思っています。  そして受け皿の広がった今では、彼の表現力の広さと深さを知り、ステージ上での彼のエンターティナーとしての器用さ、万能さにハマるのが落ち着いた大人のS・ヴァイのファンだと思っています…笑



【追記 2021-02-02】
田舎の中学生が着てそうな英字だらけのTシャツを着ている私の写真が黒歴史化しそうだったので削除しました。

【追記 2024-02-18】
このスタジオ、今はもう跡形もない津山市の中心部(アルネの裏)にあった吉田楽器の貸しスタジオです。もっと周りを撮影しておけばよかったな。VALVESTATE 40だったかな?クリーンチャンネルはトランジスタ、歪チャンネルはプリ部に味付けの形で真空管が挟んであります。かなり歪むのですが、今考えると薄っぺらいサウンドだったなぁ…。オープンバックだったので低音がスカっと悪い意味で抜けている。

この友人の所有するJEM7はアームユニットに「Edge Pro tremolo」が乗っています。重量が軽めで低い。2007年くらいに購入したとか言ってたかな???そのうちの半分以上は、友人が忙しくて弾けなかったために、私の家にありました。