行きつけのお店が

大学の近くにあった気に入っていた楽器屋がつぶれて3年。でも、その後しばらく店長の自宅マンションにてお得意様だけ相手に経営されていたようで、僕も修理に自宅マンションあてにアンプを送ったことがあった。 しかし1年半ほど前からサイトの更新もストップしていた。  久々にその店で買ったプリアンプを修理に出そうと思って、メール送ろうかと情報をネットを検索してたら、ご病気で今は商売ストップ中というような情報が、信頼してるギター屋さんでとても惜しい。



昔ただ闇雲にギターを弾いていた時に、「どんな音が欲しいの?」って聴かれてただぼんやり「〜風の」とか「○○みたいな感じの〜っぽいやつ」みたいにいい加減な返事をした僕に「そんなんじゃ音楽に限らず何をやっててもダメだ」と叱り飛ばしてくれましてね。


その時は「なんで客の俺が怒られなきゃいけないんだ!」と腹が立って、しばらくはその店には寄り付かなかったけど、10年たつとその意味がわかってきてね。「ギターを弾く時ってのは明確に出したいトーンを描きながら演奏しなきゃいけない」ってこと、その時に教えてくれてたんですね。



お客に向かって「それ君には似合わないよ」って平気で言ってくれる、本当にお客のことを考えてくれてた店員さん。元気になって商売も復活されて、僕の儲けが安定したら、その人のつてで一生モノの一本を買いたいと思っている。