ロベン・フォードを久々に聴いてみた
ブルースプレイって理論よりも勢いやフィーリング、その場のテンションがプレイに突出することが多い。 でもビブラートの波の数まで、数えてコピーしてしまうような、いわゆる技巧派の皆様は「理論に裏づけの無いプレイは意味が無い」と嫌う傾向にある。 過去に僕も近いものがあった。
だから理論的にブルースプレイをするロベンさんは人気がある。 僕も昔「理論派/技巧派ハイテクギタリスト」のような、奇怪なものを目指していた頃に好んで聴いてました。 今はそういうの煩わしいのでそういうのないけど。今久々に、無垢にロベンさんを聴いたらなんか普通によかった。
でもやっぱりロベンさんのプレイはキチンとしてて、ブルーズの荒っぽさや泥臭さってのが、あくまで「フレーズ」としては感じられるけど、SRVのようにはちきれんばかりのオーラはない。 とても綺麗なブルースが聞きたい人にはおすすめ。
あと、ちょっとの間でもギター教室に通って理論を学んだ人には、彼のプレイスタイルの面白さはとてもわかると思います。 このクラスのギタリストの作品は、予備知識なしで買っても、何かしら得るものがあるので「とりあえず」買ってみてはいかがでしょうか? 下のリンクの作品とかは、ライトな感じのブルースが沢山入ってて、リスニングも気軽にできます。