【NEW ALBUM】 DIMENSION-21-

conpati2008-11-28


















日本3大フュージョングループ(と言っていいよね?もう)のひとつ、DIMENSIONの21枚目のニューアルバムが発売されました。今回はサブタイトルはついてない模様



昨日より、ヘビロになっている。何巡目かわからない。 感想といえば…『いつも通り、いい意味でも、悪い意味でもポップ・インストの枠内 』特に新展開は無いと感じた。  でも僕はそれは悪いことじゃないと思っている。いつでもここに戻ってくれば、彼らの変わらないサウンドがある。それだけで僕は満足なのだ。


昔、僕はディメンションの熱烈なファンで、そりゃもうアイドルの追っかけほどにすごかった。もちろん彼らのファンクラブである『THREE-D』にも加入してたし(会員番号は100番台だったかな) あの頃僕はギターキッズとして、ギターヒーローであるリーダーの出演するセッションをまるでアイドルのように追っかけていた。


そんな状態も過ぎ、一度全く聴かなくなってしまうほどに離れた時期もあった。 その頃にはJ-フュージョンアンチになるほどだった。 しかし、またここ最近、単純に「いい音楽(BGM)」としてリスナー及び、ファンとして回帰した。 ある程度の距離を置いて、冷静に聴けるようになった。



それを踏まえた点で今回のアルバム、僕がいちギタリストとして思ったのは、増やんのソロがラフでとても脱力してて良い。 肩が張ってないというかね。 一度クラブサウンドなんかに手を出してみたけど、ファンには不評だったわけじゃない? 僕は当時15枚目のアルバムライブでのリズムループの気持ちよさに、ライブ中ぐっすり寝てしまった。 14と15枚目は、今でこそ僕が最も好きなアルバムになってますがね。



それも過ぎて「もうなんとでも言えばいいよ、これが俺らだからよ」というような一種開き直りや悟りにも似たような余裕を感じる。 そして『速弾きよりも、テクニックよりも、強弱をきかせたプレイ』リーダーが昔から言っていることだけど、これは良いと思う




ジャケにチェリーのサドウスキーが写ってたけど、またリーダーはサドウスキーに戻ったんだろうか? 



チェリーレッドのサドウスキーは格好いい、見た目が。 年齢を重ねてくると、若い頃に理解できなかったモノへの理解ができるようになってきて、20代前半の頃に試奏したブルーのサドウスキーの増崎モデル(正確にはシグネチャーは出ていない、ロックイン新宿店の作ったブルーのEMG搭載のモデルのこと。『if』の頃にメインで使われていたアレ)




アレを試奏したときに、特徴である『音の丸さ』に不満たらたら、魅力を何も感じなかった。当時店員だったM氏(その後『beans東京⇒Mixed Tone』と移動された)にそれを伝えられる図々しさもなく、「なんか違うんだよな〜」と曖昧な受け答えをしていたら、「君は何が欲しいんだ?どんな音を求めているのかハッキリしなさい!」とえらい叱られたっけな…(笑) ああいうことをお客に言ってくれる店員さんって貴重だよな、今だったら対等に分かり合える気がする。 本作がどれで演奏されたかは知らないが、最近出た量産型弾いたらやっぱり印象がパッとしなかった(笑)




あと、リズム隊は毎回変えるのがいいと思う。 関係者以外とつれてきて欲しい、沼澤さんとか。ほかに全然ジャズ/フュージョン畑じゃない人とかね。