5年ぶりにギターを買いました

ギターを買いました




















テイラー【№110】 アメリカ製 69,000円


もちろん分割払いですがね。 タイラーではありません、テイラーです。新しいギターを買ったのは実は 2002年に衝動買いしたエアクラフトAC-7以来

○○モデルとか人のシグネチャでないものだと、2000年のストラト以来ではないでしょうか… 。実は僕はギターをあまり買ったことがありません 昔僕は人のシグネチャを買うと、「同じものを使っている」という一体感に超満足してしまうタイプだったからです






元来ミーハーな僕はスタートが松本モデルで、2本目がポール・ギルバートモデル。



3本目が春畑道哉モデル。


1995年のライブビデオを見て買ったシルバーラメの誰も買わないような、ド派手なモデル。でもコイツが一番音も使いやすさもいまだに一番。ジャズからメタルまで何でも弾けます。ネックも薄いんじゃなくて、すごく細く、あまりにしっくりきすぎたために これ以上の新しいのが欲しいという気にならなかった。


4本目は、これまた1995年のライブビデオの中で、春畑さんが『Someday』(アルバムOnlyGoodSummer収録)で使っていたのがすごく格好よくて欲しくなった、白のストラト。今ではPUをリンディに変更し、製造して15年近く経ち経年変化も順調。音もいい具合に枯れてきました。





5本目、本人放出のAIRCRAFT AC-7増崎モデル。


アルバム『if』が出た頃に増崎さんがサドウスキーに乗り換えて放出されたギター、新宿の新星堂で購入。本人が使っていたという理由だけで衝動買い。 音はすごくいいが、個性が強すぎて使い勝手が悪く、オリジナルを作り出すようになってからは使いづらいギターになってしまった。僕の中ではファンアイテム。




と、常に誰かの名前入りのモデルを所有してました。







自分だけののサウンドを探し出すと、○○モデルってヤツほど邪魔になる個性はありません。自分のギターから他人の音が出てしまうのは本当に邪魔です、半ば無理して使うとストレスの種にすらなったり。 この年齢になって自分のスタイルを模索し始め「音楽をつかって何を表現したいんだっけ?」 もっとも基本的なところ。 今の僕に必要なのは 『歌』 と それを生かす 『生ギター』 ちゅー答えだったんですね。





でも、キラキラ光る高級品、眺めて悦に入るだけの美術品みたいな楽器、複雑でハイテクなソロを弾くための合理的な楽器はいらない。 『乱暴に使っても大丈夫で、ローコードでデカイ音がでる!』マーチン、ギブソン、ギルド、YAIRI、色々試奏したけど、コイツが低価格帯で一番輝く音を出していました。



とても69,000円とは思えない音 (メーカー希望価格は110,000円ですけど傷物特価だった) そしてネックの精度と全体のつくりがとても丁寧! 量産品とは思えない鳴りとクオリティ。中国製の量産品ではこうはいきません。





買うと決めて、練習前に店へ行って早速昨日試奏のときに相手してくれた店員に購入を告げた 。「展示品じゃなくて在庫の新品ありますけど?」 といわれたので、まったくの新品も試奏をさせてもったのですが。前から目をつけていた展示品のほうが明らかに音がデカくて、音の広がりがあった。 展示品だからスタンドのゴムによる塗装やけがあったけど、僕はコレクターじゃないし、サウンドが問題なかったので展示品を選びました。




それから

◆10万以下
◆新品
◆隣国とか東南アジア製でないもの

を探すと選択肢はこのメーカーに限られたのです




海外製有名ブランドのユーズド高級モデルを安く買う…という方法も視野にいれたんだけど、中古ギターの場合前ユーザーが乱暴にトラスロッドをいじっていたりすると(例えば閉めすぎとか)ネック寿命が後先短いので中古は考えてませんでした。生音で勝負する楽器なんでその辺は神経質に選びました。 買ってすぐスタジオ練習でかき鳴らしてやった、早速ピックカバーが傷だらけになりましたが、使い倒せる感じでかなり満足!




テイラーは多くの工程を機械化し、生産時の職人の負担を減らし、高いクオリティを保ちながらもリーズナブルな製品の量産を実現したメーカーで、マーチン・ギブソンに続く第三のアコギメーカー新勢力だそうです。最近マーチンから乗り換える人が多いらしいそうですよ。 


(追記)
2014年にはS.Yairiのカスタムメイドを知人から安く譲ってもらい、2016年夏に手放しました。悪くはなかったのですが、やっぱり20万円代のアコギに比べると低音が弱くて…。路上もしなくなってしまったので、RECで使えればいいかなと。ずっと部屋においておくのも可愛そうだったので。沖縄の方に買っていただいたので、南国で第二の人生を過ごしていることでしょう。9年間、僕と一緒に暑い日寒い日の路上、百曲近いオリジナル製作と、本気で使い倒したギターでした、ありがとうね!(^^)

※リンクはカッタウェイのエレアコモデルです。