最高のアンプを入手【Alessandro Amp Crossbred Mutt】

Alessandro Amp Crossbred Mutt

 

アメリカのビルダーによる、ハンドメイドアンプです。説明にはエリック・クラプトン等の巨匠の名前が…日本での代理店は、新潟の楽器店、あぽろんさん。

 

 

 このアンプは、膝をすり合わせるような狭いライブハウスから、武道館、横浜アリーナまで、一線で活躍するプロのスタジオミュージシャンであり、知人である、私の師匠の放出品です。

 

 シンガー・ソングライター松室政哉さんのRECや、言わずと知れた大御所ミュージシャン、宇崎竜童さんのツアーなどで実際に使用されていました。

 

 実際に宇崎竜童さんのライブで、あまりにもいい音を出していたので、師匠に合うたびに「アレは本ッ当にいい音だった!」と言っていたら、手放す際に直に僕にお話をくれました…笑 こんなハンドメイドの貴重なアンプを売っていただける機会をいただき、本当に感謝です。

 

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 マジで表現力が半端なく、手元の音がそのままアンプから出ます。これ、当たり前のようなことに聞こえますが、普通のアンプではこうはいきません。

 

 下手な人が下手に弾けば、下手な音が大音量で出ます。 最初、音チェックで師匠とスタジオに入って音を出した時、あまりの自分の下手さがダイレクトに聞こえてくるものだから、もう非常にショックをうけたのを覚えています。

 

 だからこそ、練習しようとします。これを買ってから1っヶ月ほど、僕は今までにないほど寝不足になりました。このアンプで良い音を出したいという想いが募り、毎晩これまでの倍くらいギターを練習するようになったからです。

 

一つこんな私から言わせてもらうとすれば…

 

上達を感じたいなら、いい真空管アンプを入手しろ。

 

だと思います、偉そうに言えるほどの腕はありませんが、入手してからは確実に上達を実感できています。

手放した機材のお話【16】(順不同)

BOSS TU-3w

 

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ご存知、BOSSのベストセラーペダル、TUシリーズの「技」仕様。ノーマル版と比べ、反応がかなり俊敏になっていて、現行ノーマル版は反応が遅く、モッサリとした反応なのに比べても、非常に反応にスピーディでストレスがありません。

 

また目に優しい(?と私は思う)青色の高光度LED採用。赤の高光度LEDだと目に痛いという方も、これなら大丈夫です。(私がそうでした)

 

そして最も特徴といえるポイントは、良質なバッファのしての機能。わざとらしくではなく、非常にナチュラルにかかります。しかもON/OFFのセレクトが可能。私は音が良すぎて常にONでした。「むちゃくちゃ音が良くなる」というものではなく、OFFにしたとき、その音の良さに気づく…そんなナチュラルさ。

 

正直言って、短所ないです。

 

手放した理由は、ペダルボードをなるべく最小にまとめたくて、チューナーが一台分のスペースを専有しているのがちょっとな~という感じだったので手放しました。機能的な問題は一切なく、スペースの都合上というものでした。機会があればもう一度買い直したいペダルです。

 

 

 

手放した機材のお話【15】(順不同)

Marshall DSL-1

 

アレサンドロを入手するまでは、家での練習用のメインで使用していたアンプでした。

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3年近く使ったでしょうか、これは本当に名機!! ECC83管を3本使用し、トランスを装備した、フル・チューブアンプです。ハイブリッドではありません。

ただ、個人的に思うのはディストーションチャンネルよりも、クリーンチャンネルのほうが音が良いです。11~12時を超えたところから、だんだんと自然にドライブし始めるその具合は、マジで極上!

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ディストーションチャンネルはMarshallらしくないロウミッドを強調したようなサウンド。Marshallらしさはないものの、アンプだけで手軽に歪むのでそこはかなり楽でした。

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音量はアッテネーター装備で1w→0.1wにまで音量を落とすことができて、日本の住宅事情でも十分にMarshallのサウンドが楽しめます。

 

 

 

あえて短所を挙げるとすれば『スピーカーが小さいことによる迫力のなさ』

 

まぁサイズを考えれば当たり前っちゃ当たり前なのですが…やっぱり『音の良さ』や『迫力』はスピーカーの口径と「それなりの音量」で決定してしまうので、あれだけ小さなスピーカーだと、いくら音がいいと言っても限界があります。やはりいい音はアンプ部だけの性能ではなく、大口径のスピーカーが関係してくるという当然のことを学べました。

 

キャビネットシミュレーター機能のついた、ヘッドフォンアウトは…正直ダメ!

 

説明書には「○○の技術を使った高品質シミュレーターです」みたいなことが書いてあった気がするけど、モコモコのボンヤリで不快になるのがオチです。ラインアウトも兼ねていますが、録音用のアウトになんてとっても使えたものじゃありません。 iPhoneをキャビの前にくっつけて録音したほうがよっぽど迫力のあるサウンドが録音できます。

 

 

 

 

 

手放した機材のお話【近況】

今年で今の住居に10年住んでいるんですが、さすがに置き場がなくなってきたため急いでヤフオク、メルカリにこれまでの3倍位の物量を出品しまくっています。

 

あとは、プロギタリストの知人から『アレサンドロ』というアメリカ製のハイエンドなハンドメイドアンプを買いとったのですが、それがもう素晴らしいの一言で、半端なエフェクターとアンプは不要になってしまったためです。

 

年末年始とか、時間ができた時にまたまとめて書いていこうと思います。

手放した機材のお話【14】(順不同)

F-PEDALS  EDISTORTION Lite

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2年くらい前、突然のサポート依頼が舞い込み、その当時オーバードライブペダルしか所有していなかったので、一台で全てをカヴァーできるように考え入手したもの。「安価で、コンパクトで、幅広く」を満たしていたため。まぁ安価と言っても、ミニサイズペダルで価格も2万近くしますからむしろ高級機の方でしょうか。

 


www.youtube.com

エディ・クレイマーさんという有名なプロデューサー/エンジニアさんが監修したものだそうです。もしかしたら(プレイヤーじゃない人が監修?大丈夫なのそれ?)って思われるかもですが、プロデューサー/エンジニアさんは「いい音を作り出す職人」ともすれば、プレイヤーよりもいい音を作り上げることに長けている場合があります(というか、大体はプレイヤーよりも「いい音」を作ることに関しては長けていると思う)がプロデュースしたペダル。長らくヒビキコーポレーションが代理店をやってたみたいですが、近年ではキクタニミュージックがやってました。今は知りませんが。

 

公式HPのコメントでは「ジミヘン、ZEP、Beatlesストーンズなどのサウンドを知り尽くした伝説的なプロデューサー、エディ・クレイマー監修のペダル」というような宣伝文句があります。

 

歪みは3モードで幅広く使えますが、個人的に特にハイゲインディストーションサウンドがなかなか良かった。表面の隙間からはクリップしてるLEDがチラチラ見えて、メカメカしい感じが面白いです、裏面はスケルトン仕様で電池使用は不可です。

 

まぁ一台で何でも出来ちゃいます、とても優秀だと思います。ただ、意外と歪みます。というか歪みすぎな気もしました。「ちょうどいいところ」があまりないです。軽いクランチ程度 → 超ハイゲイン の間が欲しくても出ない。出ないというか、その間はいい音がしない…(感覚的な表現ですが)『出音が遅くなる感じがする』と言ったほうがいいかもしれません。それが手放した理由です。

 

ハイゲインで自分好みの音がするものといえば、自分の中ではOvaltoneあたりが思い浮かびます。私自身は現在知り合いのプロギタリストさんがツアーを追えて予備機が不要になったというので、クルーズマニアックサウンドのG.O.Dを売ってもらえました。そのためハイゲインペダル探しはとりあえず打ち止めとなっています。

 

日本人には少し地味めに感じるデザインと色で電池も使えませんし(これ割と重要だと思うのよね…)、それほど売れはしなかった印象ですが、サイズも小さいですし、『嫌味』なハイゲインではなく、中音域の効いた耳に優しいディストーションなので、幅広くなんでもできる!とは行きませんが、ハイゲインしか使わないプレイヤーには便利かと思います。

 

 

www.montreuxguitars.com

 

 

手放した機材のお話【13】(順不同)

VEMURAM SHANKS ODS-1

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これは買った当初ものすごく気に入って使ってました。歪もきめ細やかで極上でまるでシルクのような質感とでも言いましょうか。

 

でも、低音。

 

低音がやたらボンボン出てくる。

 

とにかく目立つし気になる。

 

一応トリムがあるのですが、それでカットしても

結局気になる『耳障りな帯域』が取れない。

 

 

結果、それが理由で売りました。このペダルも所有期間は非常に短期間でした。買った当初は(もうこれ以上の歪みペダルは無いのでは!?)とかなり興奮したのを覚えていますが、そうは簡単にいかんもんですね…沼ですね、ほんま沼。 

 

 

「値段が高いから

人気があるメーカーだから

多くの人が良いって言っているから」

 

なんて本当に関係ないんですよ。「その人の好み」にあっていなければ、どんな名機であろうとそれは「違う」んです。困ったねぇ。そしてその「好み」はどんどんと変化していく…だから歪みペダル探しは終わらないんでしょうけど。

 

ここでやってはいけないのは「自分の好みに合わなかった ≠ あんなもんは駄作」 です。自分の好みに合わなかったからと言って、「いや~アレは駄作だったよw」とかわかったような独りよがりなレッテル貼りをしてしまうと、それはもう戦争です。ただ単に「自分の好みには合わなかった」にとどめておくべきです。これを間違えている人、音楽だけじゃなく、アニメやテレビ、映画、本…など結構います。

 

 

どんな名機だろうが、持っている本人の好みに合わなければだめで、でも「あの名器を気に入らないなんて、あいつはセンスが無い」ということじゃなくて、ただ単に「その人の好みに合っていなかった」ただそれだけのこと。当然その逆もまた然り。

 

私はすぐに手放してしまいましたが、VEMURAM SHANKS ODS-1は確実にいい音の出るペダルにカテゴライズされる、名機だと思います。

 

 

古いけど新しいギター

先のAIRCRAFTの春畑モデルをオークションで買い取っていただいたお金で、実は3月に購入してました。すでに3ヶ月目を迎えようとしています。だいぶ慣れてきました。

 

これまでコンポーネント好きでありながら、持っていそうで一本も持っていなかったSCHECTERユーザーになりました。90年代前半のカスタムモデルと思しきもの。前ユーザーさんは全く使っていなかったようで、むちゃくちゃ美品。ただしタバコのヤニでコーティングされてました。

 

ネックの状態もひどく、ハイ起き&ねじれ。ジャンク品と同様の値段で入手できました。しかしながら、使う前から豪快なフレットすり合わせが必要で、その時点ですでに3万が飛びました。おかげでむちゃくちゃフレットが低くなりました。が、割とその使用感が悪くなくて、低いフレットがちょっとクセになってきました。

 

カタログを探しても全然該当モデルがでてこないので、当時を知る人に聞いてみたところ、おそらくカスタムオーダー品ではないかと。だとするとお値段は「40万円前後くらいじゃないか…」ということ。(20万円台のシリーズのようです)ネックコンディションは最悪ながら、ポテンシャルは高いので買った後でそこそこ満足。実際に音の立ち上がりもむちゃくちゃ速く。昔知人に弾かせてもらったヴァーレーアーツのUSAだとか、Suhrのプロシリーズじゃないやつ(高けーやつね)とかに引けを取りません。

 

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買う決めてはフェンダー風ヘッド。今では権利問題で厳しいので、カスタム品とか、シグネチャーしかFヘッドではやってないみたい。

 

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PUはおそらくDuncan、サウンドからして多分定番どころじゃないかなぁ。リアのハムはゲインが非常に低い、フィードバックも全然しないのでJBではないな…。

SSL-1×2 と 59でした)

 

ローゲインのSSHがちょうど欲しかったので、これはベストだった。それでもやっぱりローゲインには慣れないけど、これハイゲインにしちゃうと、ま~た似たようなギターが増えるだけなのでそれはやりません。

 

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アームの制度は非常に高い。